出逢いの教室 

学びをきっかけに「新たな視点」を届けたいブログ

誰もがキレのある豪速球を投げることはできないが、優しい球を投げ続けることはできる

今年の夏は特にあつかった記憶が強い。

気温が暑いのはもちろんのこと、漂う雰囲気も熱かった。

 

その要因は何といっても、第100回全国高校野球選手権大会、通称「甲子園」があげられる。

節目の記念大会ということで、代表校は史上最多の56校。

初戦から熾烈な戦いが繰り広げられた。

 

その中でも注目を集めたのが決勝戦

大阪桐蔭高校(北大阪)vs金足農業高校(秋田)

 

ほとんどの人が知っての通り、大阪桐蔭高校が優勝を果たしました。

史上初の春夏連覇を達成したことは、あっぱれの一言。

今回は準優勝を果たした、金足農業高校のエースである吉田輝星投手にフォーカスを当てたいと思います。

 

今大会を決勝戦まで一人で投げ抜き、計881球を投じました。

何と言っても彼の魅力は伸びのあるストレート。

最速150キロの糸を引くようなボールは打者にとって脅威。

三振の山を築き、4試合連続の2桁奪三振を記録しました。

 

f:id:unic0:20180914122516j:image

 

吉田投手のようなストレート。

「言葉」という概念に置き換えて考えてみると、「キレのあるフレーズ」と言えるのではないか。

たとえば、『本日は、お日柄もよく』に登場するスピーチライター久遠久美の言葉が当てはまるでしょう。

 

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

 

聴衆を引き寄せ、グッと感動を与える。

そんな言葉の使い手になりたい、と切に思います。

 

とはいえ、誰しもが、彼女のようにキレのある言葉をすぐに投げることはできないでしょう。

ただ、「優しい」言葉を投げ続けることは誰にでもできると思うのです。

 

ここでの優しい言葉とは、「ありがとう」「嬉しい」「助かった」といった当たり前に使うものの、受け手が思わずほっこりと温かい気持ちになる言葉を本文では定義することとします。

一言で表現すれば「感謝」です。

 

誰にでも発することはできるため、派手で目立つようなことでは決してありませんが、伝え続けることにとても大きな価値がある。

そう実感したのが先日のこと。

 

 

自分は今年就職活動を経験し、無事終えることができました。

今までお世話になった方々に内定した報告をすると、

 

「おめでとう!」「おつかれさま!」「報告ありがとう!」「よかったね!」

 

⁉︎

 

自分が投げた言葉以上に、優しいボールの返球。

終いには逆に感謝をされたのです。

 

ネットの発達により、誰とでも連絡が取れる状態になりました。

ただ、つながりやすくなったがゆえに、伝えたつもりになっていないか。

あるいは、ズルズルと先延ばしにしていないか。

自戒をしたいところ。

 

単に伝えればいいのではなく、伝わることが大切。

伝わるまでには以下3つの段階に分かれていると思います。

 

「無発信」→「伝える」→「伝わる」

 

SNSでは匿名を利用して、一人の発言者を四方八方から徹底的に叩くことがしばしば見かけられます。

これは相手を思いやらずトゲトゲとしたボールをぶつける、いわばデットボール。

一方、自分がもらった言葉は、角のない丸くふわっとしたど真ん中のボール。

どちらのボールを受け取りたいかは明らかでしょう。

 

ふとしたときに立ち止まって、最近どんなボールを投げているのか。

自分に問いかけてみることが、大切な気がする。

 

 

伝えることから始めよう

伝えることから始めよう

 
「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 
あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

 
話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)